皆様、おはようございます。
星見です。
今年の節分は2月2日です。恵方巻の準備は出来てますか?私が子供の時には、そんな文化無かったと思うのですが、急に出てきましたね。まぁ食べる口実としてはアリですね。
節分といえば、鬼は外、福は内です。
元々、年の変わり目として、立春の前日を意味します。つまり年が変わる前日に今年の悪を払おう的な感じです。
鬼とは、病気、煩悩や欲望として存在するパターンが多いので、そういったものを払う感覚なのだと思います。
鬼のイメージは仏教的な思想がとても絡んでいる様に見えますが、これには訳がありそうです。
昔の絵などの技術は、結構仏教と一緒に伝来しているので、そういうのを学んだ都会の絵描きが、地域の民間伝承的な話などを絵にしているケースが多いので、かなり仏教要素が入ってきます。
ヨーロッパでいうと、昔でキリスト教の要素がないなんて絵は少ないと思います。
妖怪で、あずき洗いなんてのもいますが、あれも元々は「音」からきているそうです。
夜中に、あずきを洗っている音がしていたのでしょう。それを絵師が現実化したのがあれです。
つまり、日本人的感覚で仏教的なモチーフを使って塗り替えたのではないでしょうか。
よく、神道には死を忌み嫌うので、そこを仏教的な要素が補ったという人が多いですが、私は、それ以上に、信仰的な物とは別に仏教的なもので再構築していったのではと考えています。
話が少しそれましたが、ウルトラマンの敵でカネゴンなんていましたが、あれも妖怪といえば妖怪です。日本の高度経済成長期を象徴した妖怪といえば妖怪です。
最近だと鬼滅の刃になんかにも鬼が登場してきましたね。先ほどにも言った通り、鬼の存在パターンはあるのですが、元々は人間なので、鬼滅なんかも日本の昔からのイメージを形にした存在ですね。
私は、鬼滅を資産家ホワイトカラーvs労働者の戦いのオマージュとしてみてました。
しかし、普段からみんな欲をかいて生きるのは仕方ない事ですし、世の中どんどんそういう方向なので、ある程度はいいですが、欲まみれになると、色々大事な物を失ってしまうので、新しい年代わりの瞬間に、自分が今どういう状態なのか振り返るのに良い時期かもしれません。