なんで神話って似ているのか

皆様、おはようございます。

星見です。

エデンの園から追放される話ですが、あれは部族の食糧庫から果物を盗み、アフリカ大陸から追放された人の話だと思っています。

本題に入りますが、なぜ神話が似ているのかについてですが、ロマン輝く、古代の交易や移住などの話もあるとは思いますが、それは一旦置いて、そもそも人間が持っている、限界のような感じがしています。

どうして一旦置いて起きたいかというと、可能性としては高いとは思いますが、氷の知らないアフリカ人に氷の話をしても理解するのは難しので、人間の営みの限界を超える事はできないと思っているからです。

一つは自然への畏怖ですね、津波、地震、火山、雷、火災などです。

二つは死後の世界や魂のお話

三つは親族のもつれです。

大体これらが、共通事項としてあるのではないかと思いえますね。

あとは人間の報酬系統によって物語が展開していると思います。

神話学者ジョーゼフ・キャンベルという人は、「英雄の旅(モノミス)」という理論を提唱したそうです。

ほとんどの神話・伝承に共通する構造:

  1. 日常からの出発
  2. 試練・敵との戦い
  3. 成功・報酬
  4. 帰還・変化

が、ほとんどの神話においての構造らしいのですが、これを見た時思ったのですが、コチラほとんど男性の報酬系統そのものなんですよね。つまりこれは、ドーパミン報酬系の作動パターンなのではないか?という事です。

ここで、男性と女性のドーパミンの報酬形態をまとめます

特徴男性女性
ドーパミン反応強く、目的・競争・性的報酬に反応共感・社会的つながり・感情報酬に反応
依存傾向ギャンブル、ポルノ、ゲーム等に強めSNS、対人関係、摂食障害などに傾向
報酬動機の志向外的報酬(結果、地位)に重視内的報酬(関係性、安定)に重視

これだと、神話が男性的目線しかないのかというと、そういうわけでも無く、女性的な側面も沢山あります。

まとめるとこんな感じです。

観点神話の特徴脳の報酬系との一致
男性的報酬傾向目標志向、達成感、社会的承認神話の「戦い・獲得・支配」と一致
女性的報酬傾向関係性、安全、育成、調和「癒し・再生・母性」神話に多く現れる

ただこれでは、神話が脳が快楽で作った物語なのでは?という無粋な疑問が生まれてきますが、それは神話を楽しむ正しい所作ではないので、オススメしません。

むしろそれは、分かった気になった思考停止なので、そんなツマラナイ事は無視して更に続けます。

意味はわかりませんが、報酬系統から外れた話なんかも、世の中には登場してます。

日本神話であれば、スサノオの破壊行動などは、ハッキリ言って理解できません。ちょっとお姉ちゃんにやりすぎですよね。仏教は神話ではありませんが、その報酬系統を捨てる、降りる、断ち切る構造を持っています。

オオクニヌシなんかも、唯一動かなかったお陰で、結婚できたわけです。北欧神話のラグナロクなんて、最終的に世界も破滅して、神も死にますからね。

他にも、カオス的なお話があります。混沌から秩序が生まれる系のお話です。

これらをまとめてみます。

神話の条件として。

①自然への畏怖

②生と死と魂

③親族のもつれ

④男女の報酬系統

⑤秩序とカオス

の5つが神話として、似通っている部分ということです。かなり強引ですが、続けます。

このようにみると、神話とは、人間の「恐れ・死・関係・欲望」を整理した物語の様に感じますね。

つまり神話とは、人間にとっての生存する為の装置である様に感じます。

①自然への畏怖⇒環境との関係(外側)

②生と死と魂⇒存在について(内側)

③親族のもつれ⇒社会集団との関係(小)

④男女の報酬系統⇒行動の動機

⑤秩序とカオス⇒社会集団との関係(大)

いやこれ、最古の知的なシステムやんけ。かなり無理がありますが、なんで神話って似ているのかなと思っていましたが、変な方向にたどり着いてしまいました。

しかし、神話を読み込めば、人間的な物は理解できるのかもしれません。「易経」みたいですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次