エマニュエル・トッド氏

皆様、おはようございます。

星見です。

予言者トッド氏ですが、彼は占い師ではありません。

人口統計学者です。

彼が今まで当ててきた予言は数知れず、ソ連の崩壊、リーマンショック、イギリスのEU離脱、トランプ当選などなど、占い師顔負けの的中率かと思います。

しかしこの方、日本では評価が二分してまして、特にリベラル関係の人からの評判はイマイチな印象です。海外の評価はしりません。

その理由の一つに、昔からコミュニティの大切さをよく言ってるからです。

最新刊でもそんな事言ってます。

トッド氏は言います。西洋が敗北したのは、信仰を失ったからであると。

かなり意訳してるかもしれませんが、私はそう受け取りました。

何言ってるか分からないと思いますが、宗教が果たしていたコミュニティの役割というのがとても大きいという事です。

まぁ気になる人は読んでみるとよろしいかと思います。

ここでは、これを読んだ感想を述べたいと思います。

そもそも、日本にいる私たちが持ってるコミュニティの生成原理はいくつあるでしょうか。

①家族的コミュニティ

②学校的コミュニティ

③宗教的コミュニティ

④会社的コミュニティ

これくらいしかないのではないかと思います。

①家族的コミュニティに関しては、徹底的に壊しました。

核家族化が進み、先祖を祀ることもしなくなり、人ひとりで生きていける様に、社会を都市化していき、毒親やハラスメントなどの言葉で、家族という閉鎖的な空間は、暴力の温床だとして、なるべく家族からの解放という道をたどってきた歴史があります。

②学校的コミュニティは、まだ残っています

地域コミュニティとしてもいいかもしれませんが、自分が生まれ育った場所や友人関係の事を言います。特に日本では、国家区分けの最小単位は学校区なので、実は大事なのですが、今の世代の人たちにこういった考え方は薄い気がしています。昔の日本は、成功者が自分の生まれ育った地域に還元するなんてありましたがね。

③宗教的コミュニティは、壊滅的でしょう

同一の信仰をもつコミュニティの事です。この辺は、若い人はもう壊滅的でしょう。

④会社的コミュニティは、ほぼ無いでしょう

その昔、高度経済成長期の会社だと、終身雇用や会社みんなで家族もつれてハワイ旅行なんて会社もあったみたいですが、90年代と00年代にはほぼ駆逐されたと思います。この辺は日本の村社会をそのまま会社に持ち込んだ様になっているので、地域コミュニティの発展形な気がします。

 

今更、これらに戻れと言われても拒否反応を起こしてしまいそうですが、要は国家運営に関わる大問題となっているわけです。まぁ自分の意見が強く、みんなが別々の事を考えていて、何にも属さないよくわかんないやつがウジャウジャいるような世の中は、国家として無理という意味です。

これは良い悪いではありません。私の気持ちはそんなコミュニティいる?派ですが、現に移民で大変な事になっているのは、コミュニティが希薄になった地域に、強固なコミュニティ集団が入ってきた結果だと思いますし(差別的な意味ででは無く、郷に入っては郷に従えを実践するなら、その郷自体を強固にしなければできんよねって意味です)、アメリカで民主党が負けたのは、結局は、アメリカを一番支えてきた人たちがなぜか一番の貧困層になった結果と思います。

詳しくはこれを読んでください。

おいおい、ってことはあれか?昔にもどらんといけないのか?と目を疑いたくなりますが、そういう話ではなくて、そもそも僕らはコミュニティをつくる原理をそんなに持ってないでしょ?って事です。

私は、自由を愛していますが、私を含め人類には早すぎたのかもしれません。まぁどうせ人類は一つになるとは思いますが、結構先ですね。個人的には、日本人ユダヤ系都市伝説と天皇yap遺伝子解析による元々世界は一つだったという大きな都市伝説物語でしか今のところ大きな世界コミュニティの形成は難しいとは思ってます。

今のは冗談です。

そして最後に、トッド氏による新しい予言を紹介します。

「トランプはロシアに負けたアメリカの敗戦処理」

「西洋の300年続いた圧倒的勝利が終わる」

「次は西洋と非西洋を併せ持つ日本がくる」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次