タロットカード

皆様、おはようございます。

星見です。

タロットカードの由来に関しては、正確な起源は不明であり色んな話があります。

そして、そのカード自体はとても宗教色が強いものが沢山あります。

現時点で確認されている最古のカードが15世紀にイタリア・ミラノで作られた「ヴィスコンティタロット」と呼ばれるタロットになります。

15世紀のイタリアというと、ルネサンス期としても有名ですが、多くのキリスト教の関連するモチーフが取り入られている時代でもあります。

よって、もともとのタロットカードは、イエスの生涯を描いたもので、磔に遭い(吊るし人)、そこから復活と

昇天(審判と世界)というストーリーであるという話にも道理があるわけです。

キリスト教の布教の為に、元々教会に書いてあった壁画を元にしたという説もありまし、タロットカード内で描かれている内容は、キリスト教の聖書の物語を表しているのがほとんどです。

ただ、別にキリスト教がタロットを認めているわけではない点は留意した方がいいでしょう。

どちらにしても、15世紀のヨーロッパ美術史においてキリスト教の影響を無視して語ることはできないというわけです。

そして15世紀に出来たタロットカードは、17世紀になるとフランスで賭け事のカードとして再び脚光を浴びる事になります。

いわゆる「マルセイユタロット」と呼ばれるものです。

世界的には、この「マルセイユタロット」も多く使われているので、占い好きの人は知っているかもしれません。

私たちになじみが深いのは、「ウェイト版タロット」と呼ばれるものですね。

占いの道具としてではなく、遊びや賭け事としての道具として扱われていきましたが、そのに魔術性が入ってきます。

タロットにキリスト教的意味合いが濃くなってきたのはエリファス・レヴィや黄金の夜明け団といった西洋魔術を研究する人たちがタロットに神秘性を感じ、魔術の道具として用いるようになってからです。

タロットの小アルカナで、5や8が悪い意味を見出すのは、ユダヤ教神秘主義のカバラが関わっているのは言うまでもありません。

また、タロットカードの起源を古代エジプトや古代バビロンに当てはめる人も多くいます。

それくらい、色々あるのがタロットカードです。

つまり、起源には諸説あるが、学問的にはそもそもトランプなどと同じルーツを持つカードゲームが、キリスト教文化圏の影響を色濃くうけ、また、魔術研究者に使われるようになって今の状態にある。という訳です。

ここまで言うとタロットカードを悪く書いている様に聞こえるかもしれませんが、そうではありません。

なぜなら私はタロットカードが当たると思ってますいし、実際に自分でもタロットはするからです。

今鑑定ではほとんど使ってはいませんが。

タロットが当たるのは、権威があるわけでも、歴史があるからでもありません。

 

 

 

いつも皆様の無事と幸せを祈っています。

ありがとうございます。

星見

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