皆様、おはようございます。
星見です。
これは、いつかのお話です。
夜の仕事に従事して10年弱。元は大学資金の為でありましたが、気づけば大学も辞めて、夜の世界にどっぷりと。お金は良いはずなのに、貯金も殆ど無し。若い新人に自分のお客をとられた事から、自分の人生を見つめなおしたという人が主人公。
季節の変わり目というのは、やっかいでありまして、普段とは違う精神状態になったりするものです。綺麗な満開の桜が散った後のような様変わり。躁鬱のプロからすればそんな事は自明で、季節の変わり目にそれを対処していないという事自体に怒られそうなものです。
そして、その当人もやはり、季節の変わり目にやられて「それは季節の変わり目によって精神が不安定になってるだけですよ」と言っても、感情が恐怖に囚われてしまって、中々そこから抜け出せないというわけです。
ほっといて1か月もすれば、自然と元通りに戻るわけですが、若い人に言っても、おっさんの経験則より騒音の方がマシ、説教なんぞ聞きたくない。はよ占えと言わんばかりであります。
占い師という職業は因果なもので、そんな客はとっとと追い出すが吉であると、ラーメン次郎が教えてくれているのにも関わらず、いらないお節介をしてしまうものです。
その方の進む道は、二つの河の間の白い道。
左に流れます、水の河には、自分の人生を見つめなおしてもなお、お金の為には辞められず、男性にチヤホヤされる事に慣れ過ぎてしまった欲の世界が広がります。
また、右に流れます、火の河には、なぜ私はこんな事になってしまったのだろうという、怒りや後悔の世界が広がっているのであります。
どちらの河に飛び込むことも許されず、進む一本の道を危なげながら行くのであります。
人生気付いてしまったら、それは後戻り不可能なサインということで、左の世界に行けたくても不安はますばかり、このままだと私の人生は詰んでしまうと考えてしまうものです。しかし右の世界に行くと、今までの後悔の念。だったら始めから買わなければよかったと後悔してしまうアレと一緒。左の世界の欲も捨てきれません。
この話は、二河白道という浄土教のものを引用して作っていますが、本来であれば、その道を阿弥陀如来様が救って下さいます。それも難しい。さとどうしたものかねという状況です。
賢い方ならもうお分かりです。似た様な経験はこれまでと幾度とされてきたでしょう。残念な事に、若いから起こる問題でもなく、賢い人にも頻繁に起こる問題なのです。おそらく全世界万国共通の悩みでしょう。
仕事辞めたいけど辞めれない人、この人と付き合ってはイケないと分かっていても別れられない人、などなどです。スターウォーズでいうダースベーダーも恐らく同じ悩みを抱えていたに違いありません。まだそれが無い人もいずれ経験する可能性があります。なので予習だと思って聞いてくだされば幸いです。
まず、私流の解決方法から行きます。(自分だったら自分に言うパターンです。人にはいいません。)
全部幻想です。実は問題なんか何も起こっていません。自分が勝手に問題にしているだけです。とりあえず季節風みたいなものだと思って、時間が経てば、勝手に治ります。今すぐに自分が逃げやすい結論にいくのは危険です。熱が出てるのに、運動する様なものなので、パフォーマンスも落ちています。もし将来が不安なら、その不安は全く意味がないので、今この瞬間から自分が出来る事を始めて下さい。出来ないなら、悩むことが既に無駄なので諦めて下さい。なるべく何も考えず、ただ休むだけです。
次、胡蝶の夢パターンです。(カッコつけすぎですね)
今までの事は、夢です。そして夢から目が覚めたのがアナタです。今現実に戻ったアナタには、もう夢を見ることはできません。それはもう覚めてしまったからです。覚めたくなかったでしょう。しかし、目を覚ましたのも自分です。ということは、元々、自分でもこれではまずいと思っていたに違いありません。それでも夢を追っても構いません。リスクはありますが、リターンもそれなりにあるでしょう。しかし、元々のアナタが目覚めさせたのであれば、自分に正直なる最後のチャンスかもしれません。今一度自分の人生についてゆっくり考えてみてはどうでしょうか。
次、祝福パターンです。(占い師っぽいですね)
今までの経験全ては無駄になりません。あなたが夜の世界に入ったのも、大学を途中でやめたのも全て意味があります。しかし、その意味は今はわかりません。あなたが将来困難になった時に、自分の経験が自分を救ってくれます。なので悩まないでください。全て大丈夫です。
次、例えパターンです。
まぁそういうものです。そういう悩みは自動車免許みたいなものです。大体の人が抱える悩みで、自分だけではありません。自動車免許って、チャレンジした人ほとんどが持ってるでしょう。でも試験当日はみんな落ちる気がしてるんですよ。もっと勉強すればよかったって、なんで遊んでしまったのかって。ようやく大人になれましたね。おめでとうございます。(あとは色々ごちゃ混ぜに話した気がします)
私がどの回答をしたのかは秘密であります。この中に無いかもしれません。
正解なんてありませんので、これからこの問題にぶち当たる人に向けて、そして今こういった問題に悩んでいる人に向けての話でした。人生は2本の河の間にある白くて、油断するとどっちかに落っこちてしまいそうな、細い道を綱渡りの様にあるいている可能性があるというお話でした。