皆様、おはようございます。
星見です。
執着しちゃいますよね。執着って怖いんですよ~。
近隣住人から嫌われているという相談がありまして、その人を鑑定したのですが、元々の原因を探ると、過去への執着というのが見え隠れしました。
親からとても理不尽に育てられた方でして、そのせいで色々と今もずっと苦労されてきたのですが、その理不尽に育てられた過去ものへの執着というものが、自分の人生を変えてしまいました。
そういった方は、ずっと過去を生きています。
今に意識が向きません。
しかし、これが人間社会の不条理さと言いますか、やるせなさと言いますが、何とも言い難い所なのですが、この方は圧倒的に被害者なわけです。少なくとも記憶の中ではね。
この際、言うと、それが事実かどうかというのは、問題ではありません。
過去に生きている事が問題となります。
その意味を説明しますと、その方は、常に怒られるのではないか?と思って生きています。
赤ちゃんをみても、それが発動し、恐怖の毎日です。つまり、親という恐怖の対象が、亡くなった現在も目の前にいるのです。
ちなみに、どうして親はそもそもそういう事をしたのかを考えると、親も被害者であり、それ自体がその家族が抱える因果みたいなものが見えてきます。
その時代自体がもつ背景や、その状況での価値観等多くのものが関係しています。
そして、過去を見続けているその方は、要はびくびくしながら毎日を過ごしているわけですが、隣人からしたら何もしてないのに、なぜびくびくしなければならないのか、という話になってしまって、結局変な人というレッテルを貼られてしまうのです。
つまり、被害者であっても、それに執着してしまうと、変な人になるという事です。
でもこれ、他人事ではないのです。皆さんはそれが良い事であったに過ぎないのです。
まわりにもいません?ぐちぐちなんか言ってる人とか、お金が好きすぎて銭ゲバみたいになってる人。プライドが高すぎてアホな人とか、
この方は、たまたま、誰が聞いても可哀そうであるという分かりやすい状態でありましたが、誰でもいつ落っこちるか分からない割りばし程の小さい道を歩いている様に、私には見えます。
わざわざ、寝てる子を起こす必要はありませんが、人生何が起こるかは分からないという事は知っていて損はないと思います。
ちなみに余談ですが、その人が何に執着しているのか見ると、その人の事がわかります。占い師になりたい人は、占術だけに頼るのではなく、その目線も必要です。
その方は、現在、かなり良くなっており、隣人との関係も修復家庭にあり、むしろ精神レベルが急激に上がったので、この話が出来ているわけですが、その何十年もの間執着をしていた後、そこから逃れ始めたら、楽になるのかというとそんな訳ありません。
今までは、何かのせいに出来ていた、何十年分の執着が一気に押し寄せてきます。
私は、なんと無駄な人生を歩んできてしまったのかと。むしろそれを感じない為に、してきた感も否めないですね。
本来は、これ自体、いつも言う思考です。何かと比べてないと出ない発想ですからね。
こういった所にも、来るかどうかも分からない未来や、もう終わってしまった過去ではなく、今現在この瞬間に意識を向ける大事さというのがよく分かりやすいのではないかと思います。