利他、利己。

皆様、おはようございます。

星見です。

福岡伸一さんという方をご存知でしょうか。

動的平衡というやつでお馴染みの偉い先生です。

ちょっと前に本とかも爆発的に売れたひとなので、知っている人は知っているかもしれません。仏教関係者の方と対談をしている動画なんかも沢山ありますので、探してもらえればと思います。

この方の世界観では、全ての生物は利他的行動で生きているそうです。

私は、この利他的とか利己的などという言葉には、あまり興味はありませんが、知らない人の為に、一応解説します。

「利他的」とは、自分の利益を犠牲にしてでも、他人の幸福や利益のために行動することを指します。つまり、自己中心的ではなく、他者を優先する考え方や行動様式のことです。

「利己的」とは、自分の利益だけを考え、他人のことは顧みないさま、または、自分の都合だけを優先するさまを表す言葉です。

AIさんに解説して頂きました。

主に、こういった話は、利他的であることが正しいという使われ方をします。

そういった言葉の嫌いな所は、利他を求める利己的な心はどうするのかという矛盾がいつでもあるからです。

多様性を言っている人が、多様性以外の概念は認めないのと同じです。

いらんお節介はどうなんでしょうね。

たまに家に宗教関係の方が、ピンポンを押してこられるのですが、彼ら彼女たちは、本当にいい人が多いです。

利他を求める利己に気づいたとき、人は先鋭化します。本当の利他を求めていきます。

これは、人ってそういうもんで、先鋭化して本当に利他を求めた結果は、大体において簡単な結論になるか、パッカーンどうでもいいや、そんなものは存在しない。という事になります。

それは、そうでしょう。だって物が無いんだから。それは、結局、考えた事を先鋭化したところで、元々の物体がないので、どうしようもありません。答えのない迷路みたいなものです。

逆に、物があると中々そうはいきません。領土問題などがまさしくそうですね。こんなものは、結局思考を先鋭化して考えても、何も解決には至らないでしょう。それは別の問題です。

ただ人の心が、それとはまた違うベクトルを持ってしまっている事はしてっておくことが必要です。

またこういう人もいるでしょう。個人個人でみると皆利己的だが、全体でみると利他的に作用している。

思考としては、コチラの方が筋が良い様に思えますが、だったら結局、そんな考えいらないやん。って思います。

他にも人口モデルで考えた場合、安定的な社会においては利他的の方が生きやすいが、乱世に生まれた場合、利己的でないと生き残れないかもしれません。

昔にペイフォワードという映画がありましたね。一人の人が施しを受けた場合に別の三人にそれを返すと、人類みな幸せになるのでは?というやつです。

子供の時に、あれに感銘を受けて、親の手伝いをしましたが、逆に時間がかかって邪魔である事が分かってしまい、条件があることを知りました。

こんな事を言っておきながら、個人的には利他的な社会の方が好きです。

しかし、全ては何かしらのバランスに落ち着くと思っているので、あまり気にしていません。

陰と陽ですね。

いわゆるそれが、グルグル回っているだけなのですが、人はどうしてもそれを言葉にしないと納得できないようです。

愛情はもう無いのに、好きだと言われたら、その言葉だけでいける感じと似ている様に思います。

個人的には、利他と利己なんかに区別はなくてすべてが利他です。そして全てが利己です。

その答えは、思考の外にしかありません。

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