天国と地獄

皆様、おはようございます。

星見です。

少し下ネタになってしまいますが、私より10歳くらい上の男性と話した時に、今の子達はスマホでピピっとエッチな画像がすぐに出てくるわけで、俺たちのあの頃と比べたら天国なんだよな。親にも先生にも殴られないし、なんて事を言われました。

私も、あるとき、Ipodというものが世に出始めて、ウォークマンやMD、CDプレイヤーなどを経験した身としては、こんな時代が来たのかと胸が高鳴った事を覚えています。

人々の生活はどんどん豊かになっていってます。

ひと昔までは、とんでもなくお金が必要であったことも、今では少額で達成できます。

言い換えれば、昔の貴族みたいな生活をみんながしているのでしょう。

そしてこのまま行けば、今のスーパーお金持ちの人達の生活を次世代の一般市民がすることになるのでしょう。

さて、最初に言った男性の、「俺たちのあの頃と比べたら天国」という天国とは一体何のことなのでしょうか。

物や物質などで、天国かどうかが決まるとすると、現代の我々は悩みなどもなく、自殺なども起きず過ごせているはずではないでしょうか。

となれば、豊かになる事で、天国に行ける事はなさそうです。

神様に賄賂を贈って、天国へのパスポートをねだるなんて正気か?という甲本ヒロトの言葉が浮かびます。

また、宗教的な天国解釈の場所に行けたとして、そんな所暇すぎて、逆にダメになりそうな気もしますし、天国なイメージ自体が、いかにもお金持ちが考えそうなやつから、いかにも修行者がたどり着きそうなものばかりです。

もう少し分かりやすく言うと、死後の世界があると仮定し、私がその多くの指導者の方々が提示している天国に行くと、あまりに暇すぎであり、地獄にいくとあまりに苦しすぎるのではないかという事です。

お金稼ぎを目的とする人にとっては、そういった戦いや刺激がないとキツイし、天国にいても追い出されそうです。精神世界が好きな人にとっては、地獄みたいなところに行ってしまうと、廃人のようになって意味がありません。これらは罪の意識という意味不明なものを基準に考えてそうですが、それは話がズレるので今回は省きます。

また、天国と呼ばれる場所が、物などに象徴されるような評価基準を持たないのであれば、どんな場所でも天国であるという状態を維持できなければ、決して天国に行っても意味がないでしょう。

そう。意味が無いのです。我々一般人が社交界にデビューしても全然楽しくないのと一緒です。

つまり、天国とは、今現在において、色々な感情や物質に支配されて一喜一憂しているレベルでは、到底辿りつけない場所であるわけです。

そして、これは今現在の話なので、死後の世界があるとか無いとか、全く関係の無い話であることが分かります。

他にも、自分の死後、真っ暗闇な無になったとします。欲望にある人はとても苦しいでしょう。スピの人にとっては神も仏もないので凄く残念になるかもしれません。

全くの無です。なるほど天国とはこういう場所か。ならばこの無と一緒に同化しようと思えたら勝ちですね。

人間であった経験から、自分の見たい世界を見るかもしれませんね。しかしそれは結局苦しみの中にあるという事です。

とりあえず、死後の世界がどうかとかは全く関係なく、いまこの瞬間が一番幸せであり、自分の生を実感し続けることです。

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