おはようございます。
星見です。
さてラストです。
都に向かいつつ、途中人の家に泊まらせてもらい、朝となりました。
「ちょっとまてよ…馬を持っているのはいいが、もし馬の事を良く知ってる人がいた場合、盗んだなと言われる可能性がある。これはどこかで売らないといけないな」と思ってました。
すると、どこかに行こうと困ってる人の家があったので、そこへ行った。
「ここなら、馬を必要としているかもしれない」と思い、馬から下りて、その人と話をした。
「馬を買いませんか?」と聞くと、馬があったらなと思っていたのか、「どうしよう」といって慌てて考え込んだ。
すると、その馬が必要な人は言う。
「何も交換できるようなものを持ってないんですよ。絹とか。私の田や米と交換してもらえないでしょうか?」との事
「田?だと?絹より重要なのでは?絹やお金は確かに必要ですし、私は旅の人間なので、田なんかもらっても仕方ないのですが、あなたが馬が必要なのであれば、譲りますよ」と男は言った。
そして、相手が馬に乗って、乗り心地を試していると、大変良かったみたいでこう言った。
「この鳥羽近くの田を3町と稲を少しと米を少し渡します、そして家を渡します。もし私が帰ってくることがあれば返してください。しかし、もし私が帰らなければ、自分の家にしてください。」
「子供もいないので、とやかく言う人もいません。」
と言い残し行ってしまったので、そのまま家に入りました。
ひとりぼっちではあったけど、時間が経つと、身分が低いもの達がやってきて働くようになった。
半分はその者たちに耕せ、残りの半分は自分で耕した。
田は思いがけないほど米が良くとれたので財産を築いた。
元の家主もそれ以降帰ってくることは無かったので、家も自分の物とし、子孫もさらに栄えていったとさ。
これが、「宇治拾遺物語」のわらしべ長者です。
皆さんどうでしたか。
なかなかに凄い男ですよね。
価値の作り方がいいです。
では明日からようやく本題に入りたいと思います。