皆様、おはようございます。
星見です。
それでは前回の続きから行きましょう。
たった一本の藁が、大きなみかん3つになった思っていました。
そしてそのみかんを木の枝に結わえて、肩に担ぎ歩いていました。
すると、偉い人が大勢お忍びで歩いている様子がみえました。
それを見ていると、ひとりの女性が座り込み動けなくなっている模様。
侍たちがあたふたしているみたい。
すると女性が、「喉が渇いた。。。水が飲みたい。」と言っている。
かなり苦しんでいるようで、大勢の侍が右往左往している。
そして、男に近づいてきて尋ねる。
「この辺りに水は無いか?」
「いやぁこの辺りには無いっすねぇ。4~5百町(30キロ以上)以内はないっすよ、何かあったんですか?」
「お喉が渇いて、水をお求めになられたのだがなぁ、水がなくて困ったので、尋ねたのだ」
「それは困りましたね。かなり時間もかかりますよ。どうぞ私のみかんでよければ差し上げますよ」
と3つすべてのみかんをあげました。
気を失っている女性にみかんを食べさせると、その女性は意識を吹き返します。
「あれ、私はどうしたの?」
「お喉がお渇きになり、水が飲みたいと仰ったままお気を失われたんですよ!水を探しましたが、きれいな水もなくて困っておりますと、ここにいる男がすぐに察してこのみかんを三つ渡してくれたので、差し上げたのです」
すると、その女性が
「私は喉が渇いて気を失ったのですね。水が飲みたいと言った所までは何とか覚えてるが、それ以降の事はまるで覚えてないわ。このみかんがなかったら、野垂れ死んでいたのね」
このお忍びの一行は、かなりの団体だった為、馬車などもちゃんと用意してましたが、馬車が遅くて送れてました。
その男は、「次は何に変わるのかなぁ。観音様の計らいだからな、これが無駄になる事は無いだろう」と思っていると。
「旅の途中で、大した物もございません。ほんの少しの志です」と、立派な白い布を三反を取り出して、その男に渡しました。
「私は京に住んでます。この御礼はちゃんとしますので、必ずいらっしゃい」
そこで、その男は、一行と別れました。
「すげーな。藁が反物にかわっちまったぞ」
そして日が暮れ、宿に泊めてもらいました。
凄いですね。
相手のニーズに完璧に答えています。商売の天才でしょうか。
今は昔と違って、情報もないし、メルカリなんかも無いので、難しいですよね。
しかし見事に自分の元にそういう事が飛び込ん来ている状況はとても凄いと思います。
こういう状況は、観音様が作り出したものなのでしょうか?
皆さんはどう思われますか?
少し考えてみると良いと思います。
ではまた明日。